毎週、ブックファーストがおすすめする書籍をご紹介!(1/8更新)
今週のおすすめは、『薔薇の名前[完全版](上・下)』・『それでも旅に出るカフェ』・『プラネタリア』・『のせごはんとかけごはん』・『Casa BRUTUS &Premium特別編集 ミナ ペルホネンと皆川 明 30周年版

ウンベルト・エーコ
東京創元社/上巻 3,300円(税込)・下巻 3,520円(税込)
2025年12月25日発売
20世紀最大の問題作が完全版で甦る!
"中世北イタリア、迷宮構造を持つ文書館を備えた修道院で「ヨハネの黙示録」の記述に沿って、次々に修道士が不審死を遂げる。事件の鍵は文書館に隠されているらしい......"
記号学者、哲学者、文芸評論家、中世文化研究者であった知の巨人ウンベルト・エーコが、その知をあますところなく注ぎ込んだ『薔薇の名前』は、世界の読書人を驚嘆させ、5000万部超の大ベストセラーとなった。完全版である本書には、作者自身による構想時のメモ、デッサン、そして旧版刊行後に発表された覚書などを収録。
中世、異端、暗号、写本、アリストテレース、博物誌、記号学、「ヨハネの黙示録」......あらゆる読書の楽しみを内包した傑作歴史ミステリーです。

近藤史恵
双葉社/814円(税込)
2025年12月10日発売
甘くて優しいだけの人生じゃないから、今日はちゃんとわたしをいたわろう。
店主の円が世界各国で出会ったスイーツやドリンクを再現して振る舞う「カフェ・ルーズ」。遠いどこかで愛されるメニューを口にすれば、たちまち旅に出た気分になれる。そこは平凡な毎日を送る会社員の瑛子にとってかけがえのない居場所になっていた。
だが、新型コロナの蔓延で一変、店は苦境に立たされることに。それでも負けじと営業を続けるカフェに集う客たちもまた、やり場のない思いを抱えていて......。
『ときどき旅に出るカフェ』に続く、ひとときの口福がほろ苦い謎を解きほぐす連作短篇集第2弾!

佐藤航陽/渡邉賢一
幻夏舎/3,300円(税込)
2025年12月24日発売
分断の時代に、人類はどんな物語を持つべきか?
国の時代から、星の時代へ。戦争、気候変動、AIの進化、宇宙産業──これから私たちが直面する課題は、もはや国家単位では捉えきれない。未来を設計するための思想。それが〈プラネタリア〉。
宇宙視点で人間・社会・テクノロジー・文化を捉え直し、文明そのものを"物語"の力で再設計しようとする試み。無数の神々が共存してきた日本の精神風土だからこそ生まれる共生を前提とする思想。
箕輪厚介氏率いる「幻夏舎」創立第1作。日本から世界へ――人類の新しいOSを提示します。
時間がない日、気力がない日のおたすけレシピ

長谷川あかり
主婦と生活社/1,650円(税込)
2025年12月19日発売
どんなに疲れた日も、忙しい日も、白いごはんさえあれば大丈夫!
クタクタな日のごはん作りを支えてくれる、シンプルで心もからだも満足できるレシピが人気の料理家・長谷川あかりさん。白いごはんにのせる&かけるだけでOKの、ごはんものばかりを集めた待望の本が生まれました!
「これでいいのだ3色丼」「お布団かけごはん」などSNSで話題沸騰の料理や、初公開レシピも数多く掲載。
全品くり返し作って定番になること間違いなしです。

マガジンハウス/2,200円(税込)
2025年12月23日発売
服をつくるのも、服を着るのも、ひとりの「私」。
ミナ ペルホネンがつくりだす世界を「つぐ」。
「せめて100年続くブランド」を掲げ、ものづくりを続ける〈ミナ ペルホネン〉。
設立30周年を迎え、その創造はますます深く、豊かになっています。物語を写しとったかのような繊細で美しいテキスタイルはもちろんのこと、人と人、人と物、時代と世代を繋ぐ、多岐にわたる活動からも目が離せません。
デザイナー・皆川明さんへの最新インタビューや世田谷美術館で開催中の展覧会について、そして北欧の建築とデザインを巡る旅など......ミナと皆川さんの旅の"現在地"を探ります。