毎週、ブックファーストがおすすめする書籍をご紹介!(10/16更新)
今週のおすすめは、『エピクロスの処方箋』・『志記(1)』・『【改訂新版】株・投資信託・iDeCo・NISAがわかる 今さら聞けない投資の超基本』・『となりのオハコ』・『文藝別冊 オアシス ブリットポップ不滅の王者
夏川草介
水鈴社/1,980円(税込)
2025年9月29日発売
「医療では、人は救えないんだよ」
現役医師が描く、人の命と幸福について。
大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望されながらも、母を亡くし1人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。
ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授の花垣から、難しい症例が持ち込まれた。
患者は82歳の老人。それは、かつて哲郎が激怒させた大学病院の絶対権力者・飛良泉寅彦教授の父親だった――。
思想する医師・雄町哲郎は今日も京都の町を行く。
映画化が決定した『スピノザの診察室』に続くシリーズ第2弾です。
遠い夜明け
髙田郁
角川春樹事務所/792円(税込)
2025年10月6日発売
その道をゆけ。志の灯を高々と掲げてゆけ。
文化元年(1804年)、如月。清明の日にふたりの女児が産声を上げる。
ひとりは蔵源美津。蔵源家は黒兼藩で代々藩医を勤める家系で、祖父の教随は秘密裡に腑分けを行い、父の恵明は藩医学校「青雲館」を担う立場であった。
今ひとりは高越暁。備前刀を手掛ける刀鍛冶の一族で、祖母の高越剡は「女忠光」の異名を取っていた。
長じて、美津は医学、暁は鍛刀を志すことになる。女には困難とされる道を選んだふたりの人生が、19の初夏、思いがけず江戸で交錯する。
志を胸に人生を切り拓いていく者たちの群像劇、いよいよ開幕!
泉美智子/奥村彰太郎:監
朝日新聞出版/1,540円(税込)
2025年10月7日発売
投資初心者必携の入門書がアップデート!
いまの資産や将来設計の見直し方から、株、投資信託、iDeCo、NISA、債券、FX、金など今さら聞けない金融商品の基本をイラストとともにわかりやすく解説したロングセラー『投資の超基本』。
改訂にあたり、データをすべて更新したほか、いま知っておきたいトピック「オルカン」「ポイント投資」などの解説を補完。新コンテンツ・ファンドマネージャーへのインタビューも掲載しています。
投資のやり方だけでなく、その意義もわかる基礎本です。
高山なおみ
扶桑社/2,200円(税込)
2025年9月27日発売
あの人とわたし、13人の十八番料理帖。
料理家であり文筆家の高山なおみさんが、気になる12人の得意料理「オハコ」を教えてもらいます。あの人を訪ねる道中、料理の手順、味わいを、高山さん独自の視点のエッセイと写真でお届け。それぞれのレシピと、高山さんが自宅で実際につくってみた感想やアレンジ案も掲載し、最後には、高山さんの最近の「オハコ」をご紹介します。
遠くて身近な、小さいけれどピカリと輝く発見がある、宝物のような旅をご一緒しませんか?
河出書房新社/1,782円(税込)
2025年10月7日発売
世界を席巻した伝説のバンド、オアシスの魅力に迫る総特集!
2009年の解散から15年を経ての突然の再結成、今年7月に幕を開けたワールドツアー全41公演は瞬く間にソールドアウト。90年代を象徴するバンドの再始動は最大級の歓喜、喝采とともに迎えられている。
本書では、ノエル、リアムのギャラガー兄弟が繰り広げる挑発的な言動と不朽の名曲群の軌跡を振り返りながら、オアシスというバンドが確かに形作った時代とその背景、そして、この唯一無二の存在の本質に迫ります。
数々の論考や資料に加え、ミュージシャン、実業家など多彩な執筆陣による寄稿も充実。来日公演目前の今、読んでおきたい決定版です。