グレゴリー・ケズナジャット
文藝春秋
『文學界6月号』掲載
英会話教師になって3年。ブランドンはカワムラさんとアポロ11号の記録を読み続ける。
駒田隼也
講談社
2025年7月14日発売予定
「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」蓮見の頼みに、初瀬が自らの意思を決めるまでの55日。夢と現、過去と現在を行きつ戻りつ、視点は移ろい境界は溶けて、原初の感覚から目の前の世界を見つめていく。
向坂くじら
河出書房新社/1,870円
2025年6月24日発売予定
初小説『いなくなくならなくならないで』に続き、2作続けてのノミネート!
幼い頃から納得できないことがあると「割れる」アンノは、かつて母のおなかにいたはずの「妹」が自分のせいでいなくなったことを知り、衝撃を受ける。高校生になったアンノは、恋愛を疑い、家庭を拒否して、家の庭にテントを建てて暮らし始めるが――。
日比野コレコ
文藝春秋
『文學界6月号』掲載
「瘦せたら何もかもが変わる!」美容外科のポスターの啓示に打たれて、薗は「異食の道化師」になった。