毎週、ブックファーストがおすすめする書籍をご紹介!(5/7更新)
今週のおすすめは、『 』・『君のクイズ』・『言葉にならない気持ち日記』・『やすらぎスイッチ』・『新しい仕事と、僕らの未来。
上村裕香
新潮社/1,540円(税込)
2025年4月16日発売
17歳。誰かの力を借りなきゃ、笑えなかった――。
主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」。そんな彼女に舞い降りたのは、くだらない奇跡だった。
第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞した、満身創痍のデビュー作。
小川哲
朝日新聞出版/792円(税込)
2025年4月25日発売
読後、あなたの「知る」は更新される!
生放送のTV番組「Q-1グランプリ」。決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手がまだ問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録。「不可能犯罪」を解く一気読み必至のミステリーにして、圧巻のエンターテインメント!
梅田悟司
サンクチュアリ出版/1,650円(税込)
2025年5月2日発売
ジョージア 「世界は誰かの仕事でできている。」 、リクルート「バイトするなら、タウンワーク。」の名コピーライターが、118の曖昧な感情を徹底言語化!
〈スーパーのレジで自分の列だけ、進みが遅い〉
〈自分だけお酒を飲めないのに、割り勘になる〉
コピーライターの仕事の本質は、まだ言葉になっていないことを言葉にすること。本書では、日常生活に存在している「言葉にならない気持ち」を見つけ出し、その気持ちに言葉を与えます。
「あの気持ち悪い感覚は、こういうことだったのか」とスッキリして、感情の解像度がぐっと上がる新感覚エッセイです。
崎田ミナ
日経BP/1,870円(税込)
2025年4月18日発売
読むだけでストレスが溶けていく!
もやもや、イライラ、凝り、うつっぽさ......ストレスで凝り固まった自分の心をラクにするスイッチには、多種多様なものがあります。 〈考え方のクセを把握する〉〈深呼吸をしながらストレッチをする〉など、心療内科医、公認心理師といった心の専門家たちに教わったセルフケアを厳選して紹介。「読んで」心が軽くなる、「体から」心がゆるむ、2つのアプローチで、心と体の疲れをやわらげます。
簡単なのに秒でゆるむ、心のやすらぎを取り戻せるケア図鑑です。
マガジンハウス/1,320円(税込)
2025年4月23日発売
地球を思い、次世代に繋ぐ仕事集。
今、日本の産業界は、「GX(グリーントランスフォーメーション)」に向けて大きく舵を切っています。自然資本の再生、新素材や製品の開発、インフラシステムの改変、リサイクルにアップサイクル、再生可能エネルギーの活用。新しい技術やアイデアで、時にはコミュニティや消費者を巻き込んで、社会の仕組みを変え、環境課題の解決に取り組む人たち。
気候変動問題や社会課題に軸を置き、解決策を提示する人、こと、ものを紹介します。
これからの地球が良くなる、楽しくなる、そんな希望が持てるお仕事特集です。