毎週、ブックファーストがおすすめする書籍をご紹介!(9/26更新)
今週のおすすめは、『新しい恋愛』・『ショートケーキ。』・『「しやすい」の作りかた』・『青木世界観』・『Tarzan特別編集 痩せる生活 増補版』の5冊です。
高瀬隼子
講談社/1,760円(税込)
2024年9月12日発売
みんなの恋愛をわたしは知らない。
ひそかに付き合っていた先輩社員から、送別会の花束を押し付けられて困惑する女性の心境の変化を描く「花束の夜」、50歳の課長の"歳の差婚"をきっかけに、社内の辛辣な反応が炙り出される「いくつも数える」、プロポーズされたくない25歳の私と、まっすぐに恋愛を語る中学生の姪の2日間の物語「新しい恋愛」など、ときめくだけではない「恋愛」のリアルな部分や違和感を綴った、ひと筋縄ではいかない5つの「恋」の短編集。
あなたはどこまで共感できますか?
坂木司
文藝春秋/704円(税込)
2024年9月4日発売
ショートケーキがつなぐ、ささやかでも確かな喜び。
〈失われたホールケーキの会〉を結成する女子大生二人組、コージーコーナーでアルバイトする男子大学生、自分の時間を持ちたい初産の母親、大きな決断が苦手な28歳の男性。各短編に登場する人たちの家族の形、抱えている問題はそれぞれ違うけれど、ケーキはちょっとだけ日々の何かを救ってくれる。悩んだり立ち止まったり、鬱屈を抱えたりする日常に、ひとすじの光を見せてくれる甘いもの。
読むとケーキが食べたくなる!優しく温かな短編集です。
下地寛也
サンマーク出版/1,540円(税込)
2024年9月20日発売
ありそうでなかった「しにくい」を「しやすい」に変える技術。
わかりにくい説明、使いにくい道具、見にくいデザイン、読みにくい文章、住みにくい部屋、片づけにくいモノ――。生活の中にはたくさんの「しにくい」が溢れています。その改善に役立つのが「分ける技術」。
ピザのMサイズが8等分されているのは「食べやすい」「みんなで分けやすい」ため。会社が様々な部署に分かれているのは仕事の役割が「わかりやすい」ため。「しやすい」を作り出しているのは、考え抜かれた「分け方」によるものだ。
上手に分ける技術を使って、暮らしも、仕事も滑らかにし、様々な「しにくい」を解決するアイデアを紹介します。
青木宣親/尾崎世界観
文藝春秋/1,980円(税込)
2024年9月10日発売
野球選手とミュージシャン兼作家、2人の対話から立ち現れる新たな"世界観"!
ヤクルトスワローズのレジェンド青木宣親さんと熱烈なヤクルトファンであるクリープハイプの尾崎世界観さんが、「チャンス」「才能」「技術」「数字」など、9つのテーマで縦横無尽に語り合う。尾崎さんが「チャンスをつかむために必要なことは?」「才能とは何なのか?」「数字は仕事においてどういう意味を持つのか?」といった問いをぶつけ、青木さんは自らの経験をもとに真剣に打ち返します。
「野球の話」の枠を超えた、仕事を持つすべての人に刺さる「プロフェッショナル」の言葉をお届けします。
マガジンハウス/1,200円(税込)
2024年9月10日発売
あなたの痩せる生活は、今日スタートします!
運動不足や食生活の乱れ、そしてさまざまなストレスによって増える体重。その原因は、気づいていない悪癖の積み重ね。
本書では、痩せる生活の第一歩として、時間栄養学に基づいた1日の過ごし方を提案。さらに、生活スタイルに合った食べ方、普段の日々に運動をプラスするなど、食事、運動、入浴、睡眠といった毎日の習慣を無理なく正す方法を紹介します。
無理なく減量できる22のメソッドに、主食から惣菜まで196品を網羅した「糖質量ハンドブック」を加えた増補版です。