毎週、ブックファーストがおすすめする書籍をご紹介!(8/26更新)
今週のおすすめは、『地面師たち ファイナル・ベッツ』・『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』・『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』・『フィンランド くらしのレッスン』・『「書く」って、どんなこと? 』の5冊です。
新庄耕
集英社/1,980円(税込)
2024年7月26日発売
魂が消し飛ぶほどのスリルを味わえ。
シンガポールのカジノで元Jリーガーの稲田は全財産を失い、失意のどん底にいた。一部始終を見ていた大物地面師・ハリソン山中は、不動産詐欺メンバーの一員として稲田に仕事を依頼する。
一方、警視庁捜査二課のサクラは、ある不動産詐欺の捜査過程で地面師一味の関与を疑い、捜査を続けていくうち、逃亡中のハリソン山中が趣味の狩猟で頻繁に北海道を訪れていたとの情報を掴むが――。
前作『地面師たち』がNetflixにてドラマ化!不動産業界を震撼させたクライム・サスペンス、新章スタート!
益田ミリ
幻冬舎/660円(税込)
2024年8月8日発売
温かいコーヒーとシナモンロールを頬張りながら、考える。
時間とか、人生とか、自分について。
暮らすとしたらどの家に住みたいかを想像しながら散歩したり、色々なカフェを訪れて名物のシナモンロールを食べ比べしたり。トラムで観光地を巡り、デパ地下でお惣菜を買う。夜はホテルの机で日記を書く。人気イラストレーターが、「食べて」「歩いて」「考える」フィンランドでの旅の記録。
豊富な写真とカラーイラストで、一緒に旅をしている気分になれるエッセイ集です。
阿部幸大
光文社/1,980円(税込)
2024年7月24日発売
人文学の各領域でトップレベルの論文を出し続ける著者が、「書き方」のすべてを明かす。
どんな条件を満たせば論文は成立したことになるのか、どの段階でどの程度の達成が要求されるのか、そしてそのためにはどのようなトレーニングが必要なのか。──そもそも、いったい人文学の論文とはなんのために書かれるのか?
本書では、期末レポートや卒論レベルから世界のトップジャーナルまで、論文執筆に必要な実力を養うための方法論を網羅。独学で学術論文を準備・執筆・出版するために必要なすべてを提供します。
類書の追随をまったく許さない、アカデミック・ライティング本の新定番です。
週末北欧部 chika
集英社/1,650円(税込)
2024年8月5日発売
移住の夢をかなえたら、「くらし」が私を待っていた!
フィンランドに移住して4カ月、ようやく銀行口座が開設されアパートを借りることになったものの、夢を追い"仮暮らし"を続けてきたことで、「暮らし初心者」になっていることに気付いたchikaさん。自分らしい生き方を見つけるために、友人や同僚から、フィンランド式スタイルや考え方を学び、自分らしい暮らしを作り上げていく実録コミックエッセイです。
誰かのモノサシではなく、自分にとっての「必要なもの」を感じ取りながらの暮らし作りを綴ります。
高橋源一郎
NHK出版/825円(税込)
2024年7月29日発売
作家なら誰でも知っているけど、
誰もが明かさなかった「書く」ことのヒミツ。
メール、SNS、日記など、これまでにないほど日常に浸透している「書く」という営み。でも、みんなの「書く」の当たり前は間違っている⁈
「書く」ときになにが起こるのかを知るということは、人間というこの不思議な存在を、より深く知るために、欠かせないことでもあるのです。
作家として書き続けて40年、高橋源一郎さんが、私たちが気づいていない「書く」の本質に初めて迫ります。