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第21回PUSH!1st.「デッドエンド」

2024.03.01
Push!1st.

無期懲役囚の脱獄には隠された目的が・・・。
読み進めるごとに見えてくる真実にイッキ読み必至の手に汗握る冒険活劇

デッドエンド

柴田哲孝/双葉社/784円(税込)

IQ172の脱獄犯VS公安警察――無罪を証明するために男は極限の戦いに挑む。笠原武大は妻を殺害した罪で千葉刑務所に服役していたが、綿密な計画を練って脱獄。「あるもの」を手にするため、北を目指す。一方、捜査の指揮を執る警察庁公安課の田臥警視は、畑違いの自分が追っ手に選ばれたことに疑問を抱いていた。追う者と追われる者、それぞれの思惑と疑念が交差するなか、笠原の娘が誘拐されてしまう。黒幕は誰か、真実はどこにあるのか――胸が熱くなり、涙あふれる傑作ハードボイルド小説。

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著者/柴田哲孝さんのコメント

ストーリーは、1人の囚人の脱獄シーンから幕を開ける。
男はなぜ、罪を犯したのか――。男はなぜ、刑務所を脱獄したのか――。
脱獄犯を追う、警察庁公安サクラの2人の刑事。前後して発生した、犯人の1人娘の誘拐事件。背後に蠢く巨悪の影。連続する事件の裏で、いったい何が起きているのか――。個性的な登場人物からも、目が離せない。主人公の笠原武大は、IQ172の元ジャーナリスト。その卓抜した頭脳と身体能力をもって警察の包囲網を突破し、逃走を続ける。誘拐された娘の萌子も、父譲りの知能を持つ天才少女だ。得意のパソコンを駆使して犯行グループを翻弄し、逆襲する。さらに逃走する笠原を助ける恋人の有美子、事件の捜査を指揮する田臥健吾警視、謎の殺し屋カウボーイが三つ巴、四つ巴になって怒涛のノンストップアクションを展開。
衝撃のラストシーンまで、一気に突っ走ります!

著者来歴

1957年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。8687年、パリ~ダカール・ラリーに参戦。2006年『下山事件 最後の証言』で第59回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞し、07年『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞。『クラッシュマン』『リベンジ』など著書多数。

〈開催期間:2019年1月1日(元日)~ 2月11日(月・祝)〉
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