『このホラーがすごい!2025年版』で紹介された作品を中心に、怪談、モキュメンタリーホラー、スプラッターホラー、サイコホラーなど、怖さのジャンルを細分化。各ジャンルから、"これは間違いない!"というオススメをご紹介します。
上條一輝
東京創元社/1,650円(税込)
「変な怪談を聞きに行きませんか?」
オカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。
暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水。追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求める。
『このホラーがすごい!2025年版』国内編第1位に輝いた、著者デビュー作です。
播磨龍次
竹書房/803円(税込)
世界遺産・姫路城を有し、歴史の面影を色濃く残す兵庫県姫路市。ここには実は多くの怪談が潜んでいる......。
"憑く女""呪いの石"など、城で頻発した怪奇現象。役所前に佇む、常人には見えぬ哀しきゆうれいの姿。海岸を歩いていると追いかけてくる上半身だけのおぞましい女。
姫路市各所の不思議な怪異譚を、現地在住の作家が精緻にまとめたご当地怪談集です。