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西新宿徒然日記~其の9~6月24日(金)Mの巻

2011年06月24日

「Mよ。これから出版される『新刊』のご案内をするのだぞ」、と前店長から言われ、おっかなびっくり、ブログなるものに登壇してますが、あまりの面白さに、どーしてもご紹介したく、いきなり禁を破り既に刊行されている書籍をご紹介いたします。

『出世花』角川春樹事務所/高田郁著/600円(本体) です。

100万部突破の人気シリーズ「みおつくし料理帖」の続編を楽しみに待たれている方も多いと思いますが、私もその1人。その上了見の狭い私は、澪さんじゃなきゃダメとばかりに、5月に文庫され、当店でも非常に売れている高田作品『出世花』に目もくれておりませんでした。
ところが、次回作が待ちきれず繋ぎのつもりで手に取った作品は(大変失礼!)あまりの面白さに一気読み。帰宅の電車内で読み始め止らなくなり、家に帰るのも忘れホームのベンチで読みふけった次第です。
内容は…皆さん是非読んでみてください!
不器用だけど本当の意味でのプライドを持った人々が、苦境の中で真っ直ぐに生きている。そんな「清廉」という美意識が根底にありつつ、全く気負い無く、するりと読める。高田作品の良さを私はそう感じています。
 加えて、『出世花』のあとがきを読んで納得。我々にとってはさほど珍しいケースでは無いのですが、当作品が出版社を変えて文庫化された経緯について、著者の真摯な気持ちや行動が、実直に語られています。高田郁という人は、その作品の登場人物そのものではないですか。
ますます好きになりました。