2012/01/10更新

灘校・伝説の国語授業 - 本物の思考力が身につくスローリーディング -

橋本 武

宝島社/1.365円(税込)

文庫本「銀の匙」を3年間かけて読み込むという授業法で有名になった、橋本武先生の授業を体験できる1冊です。橋本流のスローリーディングのポイントがわかりやすく解説されています。効率が求められ、無駄を省く受験勉強とくらべると、一見非効率な勉強法かもしれません。ただし、本著からうかがえるのは、ゆっくりでも国語を好きになって欲しい、一生モノの国語力を身につけてもらいたい、という生徒と国語への愛情です。だからこその「寄り道」なのだと思います。

(アトレ吉祥寺店/人文書担当 内山のおすすめ 2012.1.10)

日本海軍はなぜ過ったか - 海軍反省会四〇〇時間の証言より -

澤地 久枝/半藤 一利/戸高 一成

岩波書店/1.680円(税込)

かつて、「海軍反省会」という会合がありました。戦後35年が経過した昭和55年から11年間、海軍の中枢・軍令部のメンバーが中心となって秘密に集まっていた、というものです。その仲間内で語られていた内容の記録が400時間ものテープによって残っていました。実際に戦争の中にいた人々の言葉はとても生々しく、文字にしても心に強く響きます。海軍反省会の証言をめぐって、3人の議論にも熱がこもります。戦争を知る世代、知らない世代問わずおすすめの1冊です。

(アトレ吉祥寺店/人文書担当 内山のおすすめ 2012.1.10)

原発と祈り - 価値観再生道場 -

内田 樹/名越 康文/橋口 いくよ

メディアファクトリー/1.260円(税込)

思想家の内田樹さん、精神科医の名越康文さん、作家の橋口いくよさんの鼎談集。雑誌「ダ・ヴィンチ」に連載された「価値観再生道場 これなんぼや?東日本大震災緊急スペシャル鼎談」をまとめて書籍化したものです。日本全国が震災以降、悲しみや怒りなどの負の感情に覆われてゆくなか、今後も生きていくうえで必要なのは「祈る事しかできない」というようなネガティブな祈りではなく、ポジティブな祈りなのだ、という言葉が印象的です。今、この国に必要な「祈り」とは。考えさせられる1冊です。

(アトレ吉祥寺店/人文書担当 内山のおすすめ 2012.1.10)

ますます眠れなくなる宇宙のはなし - 「地球外生命」は存在するのか -

佐藤 勝彦

宝島社/1.260円(税込)

ロングセラー「眠れなくなる宇宙のはなし」の待望の続編です。今回のテーマは、宇宙に生命はいるのか?という、誰もが1度は考えたことのある疑問。私たちは宇宙人と出会えるのでしょうか?その答えは本の中に・・・。オススメの1冊です。

(京都店/理工書担当 山内のおすすめ 2012.1.10)

感じる科学

さくら 剛

サンクチュアリ・パブリッシング/1.365円(税込)

近年、「日本の子供達の理科離れ」や「日本にノーベル賞受賞者は出ないだろう・・・」とか「1番でないといけないんですか?」なんて言われてしまう、肩身の狭い分野である「科学」。この本は、誰もが難しく考えてしまいがちな科学を身近なバカバカしいたとえ話で解説し、アナタが「科学好き」になるきっかけを作ってくれる面白い1冊です。

(京都店/理工書担当 小牧のおすすめ 2012.1.10)