2011/12/10更新

世界一おもしろい日本史の授業

伊藤 賀一

中経出版/680円(税込)

最初はなにげなく店頭に並べてみて、しばらくすると1人、また1人とお客様が手に取ってご購入下さる。
「なんで?そんなにおもしろの?!」と気になって私自身も購入してみると…「おもしろい!!」
なぜかというとプロの歴史研究家が書いた堅~い本とは一味違う「なるほど!!」がたくさん詰まっているんです。それは著者が日本史をおもしろおかしく教える「指導のプロ」だから。あっという間に読めちゃいます。今年の締めくくりに日本史総復習などいかがでしょう?

(塚口店/文庫担当 山口のおすすめ 2011.12.10)

きずな - 時代小説親子情話 -

細谷 正充

角川春樹事務所/700円(税込)

元々は母の誕生日にプレゼントした本でした。その母が「ほんまによかった!お母さん、本読んでボロボロ泣いたのは初めて!」と興奮気味に話してくれたのが、本作品に収められた山本周五郎の『糸車』。他にも池波正太郎、平岩弓枝、宮部みゆきに高田郁という豪華な顔ぶれの短編集。
「親子とは何か?」「生きる上で大切なものは何か?」を改めて考えさせられる作品です。

(塚口店/文庫担当 山口のおすすめ 2011.12.10)

喋々喃々

小川 糸

ポプラ社/693円(税込)

『喋々喃々』と聞いて、「何それ?」と思った方でも「あの、『食堂かたつむり』の作者、小川糸さんの作品」と聞けばピンとこられる方は多いのではないでしょうか?『食堂かたつむり』でも美味しそうな食事がたくさん出てきましたが、この『喋々喃々』にも美味しい食べ物がたくさん出てきます。
アンティーク着物店を営む主人公、栞は“当たり前の毎日”を大切にする女性。ある日、ふらりと現れた父親に似た声をした男性客、春一郎に対して少しずつふくらむ恋心を中心に、食べること、住むこと、着ること、愛すること…季節の移ろいやおいしいものの描写を交えて私たちの周りにもある「ささやかな幸せ」を丁寧に描いた作品です。

(塚口店/文庫担当 山口のおすすめ 2011.12.10)

死にゆく者からの言葉

鈴木 秀子

文藝春秋/530円(税込)

何気なく手にした本でした。すごくよかった…手軽な値段なのに良い意味でとても“重い”本です。病や死には本当に深い意味がある。そんな当たり前のことを改めて教えてくれた本でした。そして、「人生には無駄なことなど1つもない。「全てを受け入れて生きる」…その大切さを教えてくれた本でした。1人でも多くの方に読んで頂きたいです。

(塚口店/文庫担当 山口のおすすめ 2011.12.10)

思いわずらうことなく愉しく生きよ

江國 香織

光文社/680円(税込)

大人になっても小さな女の子達であった頃ののびやかさで互いを気にかけ合う犬山家の三姉妹。ちょっと変わった家訓を持つ家で育ったちょっと変わった三姉妹がそれぞれ「夫のDV」「浮気」「友情と肉体の関係」に悩みながらも過ごす日常が、江國香織の淡い文体ながらリアリティを持って描かれている。女性読者は、三人三様の彼女達の中に共感できる部分がそれぞれあり、それは自分が見たくなかった部分でもあって、ちょっとドキッとしてみたり、男性読者は、周りの女性達が決して異性には打ち明けたりしない一面を垣間見てしまい、ちょっと怖いと思ったりもするかもしれません。

(淀屋橋店/店長 森本のおすすめ 2011.11.10)