2011/10/10更新

中野トリップスター

新野 剛志

新潮社 /1,680円(税込)

身内にだけはちょっと甘い、武闘派極道の山根。
組長から押しつけられた今度のシノギは、韓国スリ団相手の旅行代理店!
義理も人情も通じねえわがまま放題の顧客、やくざよりも自分勝手な堅気の部下たち。
正直、すぐにでもこんな会社潰してえ。だが待てよ、人のために働くって、案外楽しいかも!?
『あぽやん』の著者が描く、ポップでシリアスな、極上エンタメ。読み始めたら止まらない!

(仕入企画 市川のおすすめ 2011.10.10)

鍵のかかった部屋

貴志 祐介

角川書店/1,680円(税込)

 テーマは、「密室」。4つのトリック。はじめから犯人が分かっていても、「密室」というトリックを見破らないかぎり、犯人を立証するのは難しい。それ(トリック)が暴かれたとき、きっとあなたは驚かされるはず、「こんな方法だったのか・・・」と。防犯探偵・榎本(本職は、ドロボウ?)と、美人弁護士・純子(実は、天然?)のコンビが挑む、シリーズ最新作です。

(大井町店/文芸書担当 但野のおすすめ 2011.09.10)

我が家の問題

奥田 英朗

集英社/1,470円(税込)

平成家族小説シリーズ、第2弾 です。「甘い生活」「ハズバンド」「絵里のエイプリル」「夫とUFO」「里帰り」「妻とマラソン」の6つの「我が家の問題」。新婚なのに・・・完璧すぎる妻のおかげで帰宅恐怖症になった夫。ある日突然、「俺さあ、UFOに守られちゃってるんだよね~」と夫から言われて不安になる妻。・・・今回も、どこにでも(?)ありそうなリアルな家族の問題に「あるある!」と心でつぶやきながら読んでしまいます。

(大井町店/文芸書担当 但野のおすすめ 2011.09.10)

ジェノサイド

高野 和明

角川書店/1,890円(税込)

すべてのはじまりは、一通のメールからだった。創薬化学を専攻する大学院生の古賀研人は、口ベタで温厚な青年。特殊部隊出身の傭兵ジョナサン・イエーガーは、ハードボイルドな男。ほぼ同じ頃、研人は急死した父からのメールを手がかりに、隠されていた私設実験室にたどり着く。一方、イエーガーは不治の病に冒された息子のため、ある極秘の依頼を引き受けた。やがて、ふたりの人生が交錯するとき、驚愕の真実が明らかになり・・・。とにかく、「凄い」の一言です。人類の運命をかけた、600ページにおよぶ壮大な物語にあなたは圧倒されるはず!

(大井町店/文芸書担当 但野のおすすめ 2011.09.10)

ユリゴコロ

沼田 まほかる

双葉社/1,470円(税込)

「私のように平気で人を殺す人間は、脳の仕組みがどこか普通と違うのでしょうか」----「ユリゴコロ」と名付けられたノートの書き出し。誰が書いたかわからない残酷な内容の手記。主人公は、不安を抱えつつも、それを読み進めていく。そして、父の口から恐ろしくも悲しい家族の過去が明かされて---。不快・共感・不愉快・快感・・・様々な思いにとらわれること間違いありません。読み終えたあとは、きっと、放心状態に・・・。

(大井町店/文芸書担当 但野のおすすめ 2011.09.10)