2011/12/05更新

ヴァニティ

唯川 恵

光文社/945円(税込)

「こんなはずじゃなかった」―悩みながら、泣きながら戦っているすべての“彼女”たちのために。
女性読者から圧倒的な支持を受ける唯川恵が、アンソロジー等に執筆した中短編をまとめた傑作集。恋愛、結婚、仕事、浮気、不倫、出会いと別れ、女同士の友情、嫉妬―。女の数だけ、ドラマがある。幸せになる女がいれば、不幸になる女もいる。
カバーも帯もない文芸誌のような造本の「唯川恵ひとり雑誌」。バッグに放り込んで良し、丸めて手に持ち歩いて良し、女子必携の1冊!

(仕入企画/松田のおすすめ 2011.12.5)

境遇

湊かなえ

双葉社/1,470円(税込)

『告白』以来、著者の8作品目となる今作は、この冬放送されるテレビドラマのために書き下ろされた作品。誘拐事件をステージとした新たな゛湊かなえワールド゛が展開されます。事件の真相にまつわるラストのどんでん返しには、ため息モノでしょう。物語の鍵となる絵本『あおぞらリボン』がセットになった特別版も同時発売です。

(ルミネ川越店/文芸書担当 久野田のおすすめ 2011.11.10)

酒とバカの日々 - 赤塚不二夫的生き方のススメ -

赤塚 不二夫

白夜書房/1,500円(税込)

赤塚不二夫氏が、ひたすらお説教してくれます。「酒を飲んでバカをやれ」「自分のカラに閉じこもるな」と。メッセージを読み進めるにつれ、「よし、バカになろう」と思えてきて、モヤモヤした気分が消えていきます。『天才バカボン』を知らなくても、赤塚不二夫の生き方に興味がなかった人も、非常識だけど暖かみのある哲学を、学んでみてはいかがでしょうか。

(ルミネ川越店/文芸書担当 久野田のおすすめ 2011.11.10)

ファウスト

ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ:著/ハリー・クラーク:絵/ 荒俣 宏:訳

新書館/3,990円(税込)

人生で一度は通過したい1冊、ゲーテの『ファウスト』が荒俣宏氏の訳で登場。荒俣氏の博識ぶり、軽快さが訳に現れ、とても読みやくなっています。そして何よりほれぼれしてしまうのが、装丁です。表紙、挿絵は20世紀の世界的挿絵画家、ハリー・クラーク氏によるもの。読んでよし、眺めてよし、飾ってよしの本作は、是非プレゼントにおすすめしたい1冊です。

(ルミネ川越店/文芸書担当 久野田のおすすめ 2011.11.10)

雪男は向こうからやって来た

角幡 唯介

集英社/1,680円(税込)

開高建ノンフィクション賞、大宅荘一ノンフィクション賞を受賞した『空白の5マイル』で、チベットの秘境に挑んだ著者が、今作で見つめようとした真実は゛雪男゛。いるのか、いないのか、いたのか?この未確認生物存在の是非と、ヒマラヤでの2ヶ月にわたるロマン追求の過程に、一気読みです。秋の夜長の冒険にオススメです。 

(ルミネ川越店/文芸書担当 久野田のおすすめ 2011.11.10)