2012.01.02~2012.01.08

1
新着

廃墟に乞う

佐々木 譲

文藝春秋/649円(税込)

警察小説の持つ魅力に満ちた直木賞受賞作

道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。だが回復途上の仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込む

2
↑

ビブリア古書堂の事件手帖 - 栞子さんと奇妙な客人たち -

三上 延

アスキー・メディアワークス/619円(税込)

その美しい女性は優れた古書の知識で、謎と秘密を解き明かす

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
 だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。

3
↓

名もなき毒

宮部 みゆき

文藝春秋/890円(税込)

世界は毒に満ちている。かくも無力な私たちの中にさえ

新しいアルバイトの女はトラブルメーカーだった。杉村三郎は解雇された彼女の連絡窓口になる。折しも街に無差別連続毒殺事件が……

4
→

傍聞き

長岡 弘樹

双葉社/550円(税込)

娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。巧妙な伏線と人間ドラマを見事に融合させた4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞!

5
↑

骸骨ビルの庭(上)

宮本 輝

講談社/630円(税込)

今もチャッピー、ナナ、トシ坊、マコちゃんと愛称で呼び合う孤児の仲間たちが、「パパちゃん」について語ったこと。

大阪・十三(じゅうそう)に戦前からある通称「骸骨ビル」。戦後の混乱期に住み着いて、オーナーの阿部轍正と茂木泰造に育てられた孤児たちを立ち退かせるために三人目の担当者として送り込まれた八木沢省三郎は、一筋縄ではいかなそうに見える彼らの話に耳を傾けるうちに、困難だったであろう日々を思い描くようになる。

6
↑

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け(上)

白石 一文

講談社/630円(税込)

これが我々が生きる社会だ。醜悪だ。
俗物の極みである雑誌編集長、カワバタ。欺瞞と暴力と死――ひりつくような現実を生きる。

数々のスクープを物してきた敏腕編集長、カワバタ。大物政治家Nのスキャンダルを追う彼の前に現れた奇妙なグラビアの女。彼女を抱いた日から、人生は本来の軌道を外れて転がり出す。不敵なまでの強引さと唐突さで物語に差し挟まれる数々の引用。小説が真理に近づく限界を極めた、第22回山本周五郎賞受賞作。

7
↑

骸骨ビルの庭(下)

宮本 輝

講談社/630円(税込)

自分たちが捨て置かれたこの庭で、堆肥を作り、野菜を育てる。「パパちゃん」とともに生きてきた日々が彼らに遺したもの。

今も親代わりの茂木の話では、彼らが一緒に育てた桐田夏美から性的暴力を受けたと訴えられ、失意のうちに亡くなった阿部轍正の名誉が回復されればみな立ち去るという。孤児たちの暮らしをなぞるように庭を耕し始めた八木沢は、真実を求めて夏美の消息を追うが……。人間の魂の絆を描いた感動の力作長編!

8
新着

貧乏だけど贅沢

沢木 耕太郎

文藝春秋/729円(税込)

旅について語り尽くす10人との対話人はなぜ旅をするのか?

井上陽水、阿川弘之、群ようこ、高倉健など、全地球を駆けめぐる豪華な面々との優雅なるダイアローグ

9
↑

ガリレオの苦悩

東野 圭吾 

文藝春秋/680円(税込)

「悪魔の手」を名乗る人物からの犯行予告。
警視庁のみならず湯川学を名指しで挑発する犯人の意図とは?
大人気シリーズ待望の文庫化

10
↓

万能鑑定士Qの推理劇(I)

松岡 圭祐

角川書店/539円(税込)

天然少女だった凜田莉子は、その感受性を役立てるすべを知り、わずか5年で驚異の頭脳派に成長する。次々と難事件を解決する莉子に謎の招待状が…。初めての方も是非この作品からお読みください。Qシリーズ決定版!!