2012.01.23~2012.01.29

1
新着

共喰い

田中 慎弥

集英社/1,050円(税込)

女を殴る父と、同じ目をした、俺。川辺の町で暮らす17歳の少年。セックスの時に暴力を振るうという父親の習性を受け継いでいることを自覚し、懼れ、おののく…。逃げ場のない、濃密な血と性の物語。第146回芥川賞受賞作。

2
↑

さいごの色街 飛田

井上 理津子

筑摩書房/2,100円(税込)

遊郭の名残りをとどめる大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾を飲み込む貪欲で多面的な街に、なぜ人々は生きるのか?長期取材をもとにした迫真のノンフィクション。

3
↓

あんぽん - 孫正義伝 -

佐野 眞一

小学館/1,680円(税込)

ここに孫正義も知らない孫正義がいる
今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮部落に、一人の異端児を産み落とした。
ノンフィクション界の巨人・佐野眞一が、全4回の本人取材や、ルーツである朝鮮半島の現地取材によって、うさんくさく、いかがわしく、ずる狡く……時代をひっかけ回し続ける男の正体に迫る。
“在日三世”として生をうけ、泥水をすするような「貧しさ」を体験した孫正義氏はいかにして身を起こしたのか。そして事あるごとに民族差別を受けてきたにも関わらず、なぜ国を愛するようになったのか。なぜ、東日本大震災以降、「脱原発」に固執するのか――。 
全ての「解」が本書で明らかになる。

4
新着

道化師の蝶

円城 塔

講談社/1,365円(税込)

無活用ラテン語で記された小説『猫の下で読むに限る』。正体不明の作家を追って、言葉は世界中を飛びまわる。
帽子をすりぬける蝶が飛行機の中を舞うとき、「言葉」の網が振りかざされる。希代の多言語作家「友幸友幸」と、資産家A・A・エイブラムスの、言語をめぐって連環してゆく物語。現代言語表現の最前線!第146回芥川賞受賞作

5
↑

蜩ノ記

葉室 麟

祥伝社/1,680円(税込)

第146回 直木賞受賞作

鳴く声は、いのちの燃える音に似て──
幽閉先での家譜編纂(へんさん)と十年後の切腹を命じられた男。
何を思い、その日に向かって生きるのか?
心ふるわす傑作時代小説!

命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか?
豊後(ぶんご)・羽根(うね)藩の奥祐筆(おくゆうひつ)・檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう)は、城内で刃傷(にんじょう)沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村(むかいやまむら)に幽閉中の元郡(こおり)奉行・戸田秋谷(とだしゅうこく)の元へ遣わされる。秋谷は7年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉(かど)で、家譜編纂(へんさん)と10年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、7年前の事件の真相探求の命(めい)が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉(せいれん)さに触れ、その無実を信じるようになり……。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間(やまあい)の風景の中に謳(うた)い上げる、感涙の時代小説!

6
↓

麒麟の翼

東野 圭吾

講談社/1,680円(税込)

ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。誰も信じなくても、自分だけは信じよう。加賀シリーズ最高傑作

寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。

帯には、「加賀シリーズ最高傑作」と謳っていることだろうと思います。その看板に偽りなし、と作者からも一言添えておきます。――東野圭吾

7
新着

ピンクとグレー

加藤 シゲアキ

角川書店/1,299円(税込)

NEWS・加藤シゲアキが衝撃の作家デビュー!芸能界を舞台に"成功と挫折"それぞれの道を歩む、親友同士の儚く切ない人生を描いた青春小説。話題性抜群のエンタメ・インサイドストーリーが誕生!!

8
↓

奇面館の殺人

綾辻 行人

講談社/1,344円(税込)

懐かしくも新しい――これぞ綾辻・館ミステリの神髄!!
登場人物全員の“顔”が仮面の下に……!?
前代未聞のシチュエーションで繰り広げられる驚愕の推理劇。

奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく<もう一人の自分(ドッペルゲンガー)>の影……。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、<奇面の間>に転がった凄惨な死体は何を語る?前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実(ししやかどみ)が圧巻の推理を展開する!
名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし。

9
↓

親鸞 激動篇(上)

五木 寛之

講談社/1,575円(税込)

絶対に面白い!そして、感動する。
海がある。山がある。川がある。すべての人々に真実を伝えたい。流罪の地・越後へ向かった親鸞は、異様な集団の動きに巻きこまれる。

前作『親鸞』につらなる超大作

10
↑

すべて真夜中の恋人たち

川上 未映子

講談社/1,680円(税込)

孤独な魂がふれあったとき、切なさが生まれた。その哀しみはやがて、かけがえのない光となる。
『ヘヴン』の衝撃から二年。恋愛の究極を投げかける、著者渾身の長編小説芥川賞作家が描く、人生にちりばめられた、儚いけれどそれだけがあれば生きていける光。「わたしは三束さんのことを思いだして息を止め、ふたりで話したことを思いだし、とてもすきだったことを思いだし、ときどき泣き、また思いだし、それから、ゆっくりと忘れていった。」いま心迷うすべての人々に届けたい。この物語は何十年先も読み継がれるだろう――。