今、お悩みのあなた。 繰り広げられる世界の中に散りばめられた処方箋から、貴方にあった一杯がきっと見つかるはず。 森沢明夫著幻冬舎/869円(税込)
1969年、千葉県生まれ。早稲田大学卒業。吉永小百合さん主演「虹の岬の喫茶店」、高倉健さんの遺作「あなたへ」、「夏美のホタル」「大事なことほど小声でささやく」など、映画・ドラマ化作品の著書多数。近著に、『雨上がりの川』『おいしくて泣くとき』『本が紡いだ五つの奇跡』など。
「PUSH! 1st」に選んで頂けて本当に嬉しいです。どうもありがとうございます!
じつはこの小説、そもそもフジテレビの昼ドラ用の原作として書き下ろした作品なんですね。テレビ向けということで、ぼくの作品のなかでは、わりとキャラ濃いめ、ミステリー感濃いめ、人情も濃いめの一冊となっています。
物語の舞台は、とある商店街にある純喫茶「昭和堂」。その名の通り、店内にはいつも懐かしい昭和歌謡が流れています。雇われ店長の「カッキー」が美味しいコーヒーを淹れてくれるのですが、オーナーの「霧子さん」は妖艶な美人だけど、ひどいぐうたらで、いつも店の奥でロッキングチェアに腰掛けながらビールを飲んでいます。ところが、この霧子さん、裏稼業として「癒し屋」を営んでおり、どんな相談や悩みも見事に(はちゃめちゃに!?)解決してしまう凄腕です。しかも、霧子さんに解決してもらった相談者は、不思議と心が癒されていて……。という、笑いあり、涙あり、ドキドキありのエンタメ人情小説です。
ぼくは昔から知らない街の商店街を散歩するのが大好きで、かつて『東京トカイナカ探検隊』というエッセイを出版したほどです。喫茶店もコーヒーも大好きで、よく小説に登場させています。さらに「裏稼業」という秘密めいた単語には、もはや「萌え」まくりです。できれば、ぼく自身も、小説家の「裏の顔」を持ちたいなぁ、なんて妄想しているほどです(笑)つまり、この物語のなかには、森沢明夫の「大好き」がぎゅうぎゅうに押し込まれているわけです。本書を読了して下さった皆さん、この物語(=ぼくの大好き)を「大好き」と言ってくださったら、著者はとてもとても嬉しいです。
というわけで、霧子さんの待つ純喫茶「昭和堂」に、ようこそ!
2023年1月1日(元日)~2月11日(土・祝)まで
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【著者】森沢 明夫さんのコメント
「PUSH! 1st」に選んで頂けて本当に嬉しいです。
どうもありがとうございます!
じつはこの小説、そもそもフジテレビの昼ドラ用の原作として書き下ろした作品なんですね。テレビ向けということで、ぼくの作品のなかでは、わりとキャラ濃いめ、ミステリー感濃いめ、人情も濃いめの一冊となっています。
物語の舞台は、とある商店街にある純喫茶「昭和堂」。
その名の通り、店内にはいつも懐かしい昭和歌謡が流れています。
雇われ店長の「カッキー」が美味しいコーヒーを淹れてくれるのですが、オーナーの「霧子さん」は妖艶な美人だけど、ひどいぐうたらで、いつも店の奥でロッキングチェアに腰掛けながらビールを飲んでいます。
ところが、この霧子さん、裏稼業として「癒し屋」を営んでおり、どんな相談や悩みも見事に(はちゃめちゃに!?)解決してしまう凄腕です。しかも、霧子さんに解決してもらった相談者は、不思議と心が癒されていて……。
という、笑いあり、涙あり、ドキドキありのエンタメ人情小説です。
ぼくは昔から知らない街の商店街を散歩するのが大好きで、かつて『東京トカイナカ探検隊』というエッセイを出版したほどです。喫茶店もコーヒーも大好きで、よく小説に登場させています。さらに「裏稼業」という秘密めいた単語には、もはや「萌え」まくりです。できれば、ぼく自身も、小説家の「裏の顔」を持ちたいなぁ、なんて妄想しているほどです(笑)
つまり、この物語のなかには、森沢明夫の「大好き」がぎゅうぎゅうに押し込まれているわけです。
本書を読了して下さった皆さん、この物語(=ぼくの大好き)を「大好き」と言ってくださったら、著者はとてもとても嬉しいです。
というわけで、霧子さんの待つ純喫茶「昭和堂」に、ようこそ!