「ゴルゴタ」
この国を、家族を、
いったい誰が守るのか？
自衛官と警察官、意地と正義がぶつかりあう、
戦慄のノンストップ・アクション
深見真 著
ゴルゴタ/629円+税
最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が惨殺された。妊娠六ヶ月、幸せの真っ只中だった。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。「俺が尽くしてきた法律は、味方ではないのか」。憤怒と虚無を抱えて世間から姿を消した真田は、少年たちへの私的懲罰を始める。一方警察は真田を止めるために、刑事として法を護ることに人生をかけてきた長間に現場の指揮をとらせた。何が悪で、何が正義なのか――。全能力を駆使して戦う二人は答えを見つけることができるのか。少年犯罪問題に一石を投じる極上エンターテインメント。
作家深見真さん
＜著者来歴＞
1977年、熊本生まれ。2000年に『戦う少女と残酷な少年 ブロークンフィスト』で第1回富士見ヤングミステリー大賞を受賞しデビュー。2002年には『アフリカン・ゲーム・カートリッジズ』で角川Next賞を受賞。小説だけでなく漫画の原作やアニメの脚本も手掛ける。著書多数。
【著者】深見真さんのコメント
ブックファースト様が行っている「PUSH! 1st.」に、今回『ゴルゴタ』を選んでいただいたということで、本当にありがとうございます！深見真です。書店員様あっての作家業です。大切な読者様に本を届けていただく大事なお仕事です。
これは、自分の命以外、すべてを奪われた陸上自衛隊員の物語。理不尽に妻子を奪われた特殊部隊員の壮絶な復讐。拷問と暴力と銃撃戦。生きる力と罪と罰。
当時の自分の、すべてをこめました。
最初から、自分の中にある、ある種のハードルを飛び越えるつもりで書いた作品でした。それだけのものに仕上がっていると思います。
『ゴルゴタ』は、自分の作家人生にとって大事な一冊となりました。
手にとってくださったかたに、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
作家にとって小説とはなんなのかは難しいですが、読者様にとっては「面白さ」がとても重要な要素ではないでしょうか。その点において、この『ゴルゴタ』は確かなものがあると自負しています。一人でも多くの読者様に読んでいただければと！ ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。
深見真