2008/07/01更新

hyakuhachi.

ひゃくはち

早見 和真

集英社/1,470円(税込)

ボールの縫い目は108個、煩悩の数も108個―神奈川県の超名門高校の野球部で、補欠の座を争い必死でもがいた高校球児たちの、じりじりと熱い野球小説!レギュラーばかりが主役ではないのです。著者が実際名門高校の野球部に在籍していたということもあり、世間一般でイメージされるような綺麗ごとだけではない、リアルでディープな高校野球が描かれていて、非常に面白いです!!

(みなとみらい店/文芸書担当篠原のおすすめ 2008.07.01)

owarihahazimari.

終わりは始まり

中村 航/フジモト マサル

集英社/1,050円(税込)

始めからも終わりからも読める文、「回文」という言葉遊びを題材に、作家・中村航とイラストレーター・フジモトマサルが作品を作り上げました。読者から投稿された回文も傑作ながら、そこから生み出されるシュールな物語と、人間的でユニークな動物たちがとても魅力的!肩の力を抜いてリラックスしたいとき、傍に置いておきたい小説です。

(みなとみらい店/文芸書担当篠原のおすすめ 2008.07.01)

ginironatsuo.

銀色夏生の視点

銀色 夏生

幻冬舎/1,050円(税込)

悩める中・高生時代、銀色夏生の詩集を読みキュンとした方も多いのではないでしょうか?私個人としてはまるで雲の上で詩を書いているようなイメージを持っていたのですが、もちろんそんな筈はなく、観光をし、食べ歩き、対談、サイン会等々、地面の上で言葉を紡がれていたのでした。等身大の著者の新しい側面、創作への想いが伺える貴重な1冊です。

(みなとみらい店/文芸書担当篠原のおすすめ 2008.07.01)

nazonotentouken.

謎の転倒犬 - 石狩くんと(株)魔泉洞 -

柴田 よしき

東京創元社/1,680円(税込)

カリスマ占い師麻耶優麗の元で働くことになった石狩君。時を遡って過去を見て来たと嘯く彼女の占いは本物なのか?占いの館・魔泉洞に持ち込まれる五つの謎と石狩君の受難を描く、ミステリ連作集。傍若無人な優麗に振り回される石狩君におもわずクスリとしてしまう、ユーモアたっぷりのおすすめミステリです。

(ルミネ新宿1店/文芸書担当鈴木のおすすめ 2008.07.01)

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芝浜謎噺 - 神田紅梅亭寄席物帳 -

愛川 晶

原書房/1.890円(税込)

本格落語ミステリ第二弾!!落語とミステリの相性がいかに良いものか、本書を読めば納得することでしょう。ミステリ好きには落語を、落語好きにはミステリを、どちらも楽しめてどちらも絶対好きになるはずです。演目は「野ざらし」「芝浜」「試酒」の三つ。それぞれ独創的な新解釈とともに事件の謎も問題もするっと解いてしまうから気持ちが良い。今回はほろりと泣ける噺もあり、かなり満足度の高い一品です。

(ルミネ新宿1店/文芸書担当鈴木のおすすめ 2008.07.01)